2022年7月25日
皆さん、こんにちは。
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
今回は歯の痛みを放置した場合のお話をしていきます。
放置してはいけない痛みの種類と経過
まず、むし歯による歯の痛みは、絶対に放置してはいけません。
患者さん自身で痛みの原因を診断することはできませんが、以前の歯科医院でむし歯を指摘された歯や、鏡や舌で確認したときに穴や黒く変色している部分が見つかった歯、歯肉にニキビのようなものが出来ている所は、むし歯が大きくなり、神経にまで病気が進行していている可能性があります。
その場合、放置をしてしまうと病気の進行、悪化によって、歯の神経を保存できなくなったり、最悪の場合は、歯自体を保存できなくなります。
稀に、一度歯科医院を受診して、むし歯の穴に仮のセメントを詰めたり、神経抜くなどの応急処置をした段階で来院が途絶えてしまう患者さんがいらっしゃいます。
何度も通院するのが大変という気持ちは分かりますが、応急処置だけでは病気の根本的な治療は済んでいませんので、症状が治まっただけで、実際には病気は残ってしまっています。
当院でも、神経を抜いて痛みが取れた方の来院が途絶え、その後しばらくして再来院されたときには病気が悪化してしまい、歯を抜かなければいけなくなったというケースがあります。
歯の保存を希望される場合は、治療が一通り完了するまでは継続して通院されることをお勧めします。
歯周病による痛みでも、放置をされると歯が残せなくなる場合があります。
患者さん自身での判別は、むし歯より歯周病のほうが難しいです。
歯周病はサイレントディジーズと言われ、症状がほとんど出ずに進行していきます。
歯周病による自覚症状では、歯肉からの出血、排膿、歯の揺れなどがあり、これらの症状が出てしまうと、歯の保存が難しくなってしまうこともあります。
歯周病の痛みに対しては、応急処置として、歯周ポケット内の洗浄、歯周ポケット内への抗生剤の注入が行われますが、やはり、虫歯と同じで、症状が治まっただけで、病気自体は残っている状態です。
歯周病は歯肉だけでなく、歯槽骨という顎の骨をも破壊してしまう病気です。
治療がされずに進行してしまうと、最終的には抜歯が必要になってしまいますので、歯科医師や歯科衛生士から歯周病があると指摘された方は、歯周病治療を受けていただくことをお勧めします。
経過観察をする痛みの種類と経過
次は、歯科医師、歯科衛生士が、経過観察が必要と判断する痛みについてお話します。
経過観察をする場合は、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症の軽度であることが多いです。
これらは痛みの自覚症状が出ているものの、むし歯や歯周病などの病気はなく、患者さんの習癖などによるものがほとんどのため、まずは経過観察となります。
症状の度合いによって異なりますが、1週間前後、日を開けて、痛みの変化がないか確認します。
この時、痛みが変わらない、悪化したという場合は、マウスピースの作製や口腔外科への紹介を行う場合もあります。
痛みが軽減、改善していれば、そのまま通院は終了となります。
痛みがなくなっても、確認には必ずお越しください。
いかがでしたか?
今ある歯を長く使っていただくためには、痛みを放置しないこと、治療が終了するまでは通院を継続することが、非常に大切です。
短い間隔での通院は大変かと思いますが、歯科医師、歯科衛生士と相談しながら、予約間隔を決めてご通院ください☺
2022年7月1日
皆さん、こんにちは。
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
今回は歯の痛みに関するお話です。
歯の痛みと言っても、痛みの出方や強さは人それぞれですし、実際にお口の中を見たり、レントゲン写真を撮影してみたりしないと、確定診断は出来ません。
今回お話することは、歯科医院受診、受診継続のための参考にしていただけたらと思います。
歯の痛みの種類
皆さんは、今まで歯が痛んだ経験はありますか?
ズキズキと鋭い痛み、ズーンと重たい鈍い痛み、噛んだ時の痛みなど、痛み方には沢山の種類があります。
どんな痛みでも一度歯科医院に行って、詳しい検査や治療を受けるのが一番ですが、その治療の最中に通院を中断されてしまったり、歯科医院を受診せず、放置してしまう方がいらっしゃいます。
原因によっては、放置や治療中断をしてしまうと、取り返しがつかなくなってしまう危険な痛みもあるため、早めの歯科医院受診が必要になります。
①自発痛
自発痛とは、噛んだり、飲んだりせず、じっとしていても強い痛みが生じます。
しかし、自発痛の感じ方も人それぞれで、神経に触るような強い痛みや、心拍と同じようにドクンドクンと続く痛みなど、個人差が
あります。
この自発痛が現れる病気の代表例が、歯髄炎、根尖製歯周炎、辺縁性歯周炎です。
歯髄炎とは、歯髄(神経)が生きている歯の虫歯が大きくなり、歯髄に達してしまった状態です。歯髄炎の治療は、歯髄を抜き取る「抜髄」、歯髄があった部分(根管)を綺麗にする「根管治療」、歯髄の代わりの材料を入れる「根管充填」を行います。
また、最初の虫歯の大きさや、虫歯があった歯の種類によっては、銀歯の被せ物を作る処置が必要になります。
根尖性歯周炎は、歯髄炎の治療が済んだ歯におこる病気です。
歯髄があった部分(根管)の中で細菌感染が起こり、歯の根っこの先端に膿の袋が出来た状態です。治療方法は歯髄炎と同じです。
辺縁性歯周炎は、所謂、歯槽膿漏です。
根尖性とは違い、歯の周りの歯周ポケットや、歯を支えている歯槽骨に生じる病気です。
基本的には、ほとんど痛みが出ない病気ですが、慢性的に重度の歯周病があったり、親知らずの周りに重度の歯周病があったりすると、自発痛が生じ、膿が出てくることもあります。
この病気の治療は、歯周ポケット内に抗生剤注入、歯周病治療、抜歯になります。
②誘発痛
誘発痛とは、自発痛とは違い、歯に刺激を与えることで生じる痛みです。
噛んだ時の痛み(咬合痛)や叩いた時の痛み(打診痛)、冷たいものや温かいものがしみる(冷温熱痛)、擦った時の痛み(擦過痛)などがあります。
患者さんが症状として訴えられる場合は、「食べ物を噛むと痛い」、「冷たいものがしみる」、「歯を磨くと痛い」と言われることが多いです。
咬合痛や打診痛では、①自発痛で挙げた歯髄炎に関連している場合があります。
温度刺激、歯磨きなどの機械的刺激によるものでは、象牙質知覚過敏症であることが多いです。
しかし、実際にレントゲン撮影を行い、詳しい検査をしてみると、別の病気が見つかる場合や、病気ではなく、食いしばりや歯ぎしりなどの癖によるものの場合もあります。
いかがでしたか?
今回はここまでになります。
次回は痛みを放置した時の病気の変化についてお話していきます。
2022年5月31日
皆さん、こんにちは。
今回は歯ぎしりと食いしばりについてお話していきます🤓
なぜ、歯ぎしり・食いしばりをしてしまうのか?
皆さんは寝起きやふとした時の顎の疲れや痛みの自覚症状を感じたことはありませんか?
また、ご家族の方から、寝ている間の歯ぎしりを指摘されたことはありませんか?
歯ぎしりや食いしばりは、日本の約70%の方が経験していると言われている、非常に馴染みのある「癖」です。
歯ぎしり、食いしばりをすると、脳からβエンドルフィンという神経伝達物質が発生します。このβエンドルフィンは、鎮痛効果や多幸感、高揚感が得られるため、脳内麻薬とも呼ばれます。簡単にいうと、モルヒネのような働きです。
疲れやストレスが溜まっている時、緊張時、免疫力が低下し体調がすぐれない時に、無意識に行ってしまう癖なのです。
歯ぎしり・食いしばりをするとどうなるか?
脳内物質が出ることで良い作用があるように感じるかもしれませんが、実際には、歯ぎしり、食いしばりは悪いことのほうが多いです。
特に強い影響が出るのが、お口の中です。
具体的な影響は、歯にヒビが入る、歯や被せ物が割れてしまう、詰め物が外れてしまう、顎関節症、知覚過敏、歯の痛み、骨隆起(顎骨の出っ張り)などがあり、全身への影響としては、肩こりや頭痛などが挙げられます。
ほとんどの場合は症状が現れるので、患者さんご自身で気付くことができ、歯科医院を受診していただくきっかけになるのですが、ヒビにに関しては気付きにくい上に、知らない間にむし歯や歯周病の原因になってしまうことがあります。
自分で歯ぎしり・食いしばりを見つけるには…
患者さんご自身で歯ぎしり・食いしばりを見つけることはとても難しいかと思いますが、見つけるためのヒントはたくさんお口の中に存在していますので、少し気にしてお口を観察していただくきっかけになればと思います。
まず、一番見つけやすいところは上下の顎骨の出っ張りです。
歯ぎしり・食いしばりをされると、顎骨の一部分だけが発達してしまい、ボコッと出っ張ってくることがあります。下顎であれば歯列の内側の舌の近く、上顎であれば天井(硬口蓋)の辺りを舌で触ってみてください。ボコッとしたものが感じられたら、歯ぎしり・食いしばりををしている可能性があります。
もう一つは、前歯の先端の形です。
正常な場合に限ってですが、顎を左右に動かす歯ぎしりのような動きをすると、上下の犬歯が当たって動きます。これを犬歯誘導と言います。犬歯誘導を就寝中に行っていると、徐々に犬歯がすり減り、歯のとんがりがなくなってきます。本来、犬歯は犬の歯のように尖った形をしていますが、その尖った部分が平になってきていたら、歯ぎしりを疑ってみてください。
最後は、舌の縁の形です。
特に日中に食いしばりをする場合、舌の縁にギザギザと波打ったような模様がつくことがあります。これは舌圧痕という舌の変形です。鏡の前で舌を出してみると、少し見えるかもしれません。
歯ぎしり・食いしばりを治すには
日中に食いしばりをしている場合は、下顎安静位を意識することが大切です。
下顎安静位とは、安静にしている時の正しい顎の位置のことで、上下の歯の間に2~3㎜の隙間(安静空隙)が空いた状態のことです。
下顎安静位を保つためには、正しい舌の位置を覚えて、意識することが大切です。
上の前歯の裏側に舌の先端(舌尖)が触れた状態が、正しい位置になります。この位置に舌の先端を置くと、自然に下顎安静位になり、上下の歯に力を入れて食いしばることができなくなります。
ただ、緊張時や集中時、運動中は下顎安静位を意識することは難しいと思いますので、まずはお家でリラックスしている時(テレビを見ている時や入浴中など)から意識してみてください。
日中目に入る場所(デスクワークや勉強をする方はパソコン周りや机、家事をする方は冷蔵庫や壁など)に付箋やメモを貼って、視界に入ったときに意識して下顎安静位に戻す方法もあります。
どうしても難しいという方は、一度歯科医院でご相談ください。
いかがでしたか?
歯ぎしり・食いしばりは、実はとっても怖い習癖なのです。
少しでも違和感があったり、心配なことがあれば、お気軽にご受診ください🐼
2022年4月26日
皆さんこんにちは🤓
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
4月は進級、進学があり、お子さんはワクワクドキドキ、親御さんにとっては忙しい時期になりますね🌸
今回は、お子さんの定期検診についてお話ししていきます。
学校健診用紙
進級、進学後に行われる最初の行事と言えば、健康診断・身体測定ではないでしょうか?
学校の健診でも歯科健診が行われていますが、お子さんがピンク色の手紙を貰って帰ってきたというご家庭もあるかと思います。
ピンク色の手紙には、要注意乳歯や虫歯、歯肉炎、汚れなどのチェック項目と、歯科医院受診を促す文章の記載があります。
当院では、この手紙を貰ったお子さんでは、汚れ、歯肉炎でチェックが入る方が増えてきている印象です。
しかし、汚れや炎症で歯科医院に行く必要があるのかと感じる方もいらっしゃると思います。
なぜ、虫歯以外の項目で歯科医院の受信が必要なのか、項目の説明と共にお話していきます!
チェック項目について
①虫歯があります。
虫歯は皆さんご存じのように、虫歯菌の出す酸によって歯が溶けてしまい、穴が開いてしまう病気です。
歯の一番外側、エナメル質という層は、穴が開いても痛みやしみが起こりません。
その次の外側から二番目、象牙質という層から症状が出始めます。
永久歯は各歯1本ずつしか生えてこないので、早期の治療が必要になります。
また、乳歯が虫歯になってしまい、さらには神経に達する虫歯まで進行した場合(慢性根尖性歯周炎)、永久歯は乳歯の根っこを吸収して大きくなるため、永久歯のエナメル質に形成不全が生じてしまうこともあります(ターナー歯)。
②検査が必要な歯があります。(要注意乳歯・CO要相談)
要注意乳歯は、生え変わりの時期を迎えた乳歯がグラグラ揺れ始め、さらにその下から永久歯が生え始めている状態(晩期残存)です。
要注意乳歯は虫歯ではないので、歯科医院受診の必要性があまり感じられないかもしれませんが、乳歯が残ったまま永久歯が生えてくると、永久歯の歯並びが悪くなってしまい、将来的に矯正治療が必要になってしまうことがあります。
当院では、晩期残存している乳歯は、保護者とお子さんの同意の下、抜歯をさせていただいております。
③歯肉の病気があります。(歯垢の付着・歯石の沈着)
お子さんの場合は主に、歯肉炎が該当します。
歯肉炎とは、歯垢(プラーク)という虫歯菌、歯周病菌の塊や、歯石というプラークが唾液と反応して石のように固まったものによって起こる、歯肉に限局した炎症反応のことです。
④その他(かみ合わせ・歯並び・顎関節の異常)
その他では、不正咬合や歯列不正でチェックが入るお子さんが多いです。
不正咬合の代表例は、反対咬合、過蓋咬合などがあります。将来的に、矯正治療が必要になることもありますので、そのままにせず歯科受診をお願いします。
いかがでしたか?
学校検診では、簡易的なライトと診査器具(ミラーなど)で、スクリーニング検査(ふるいかけ検査)をしている状態で、レントゲン撮影などの詳しい精密検査はできません。
学校医の歯科医師の先生も見落としが無いように検診を行っていますが、歯と歯の間や生えかけの歯、奥歯の後ろ側など、座った状態では見つけづらい部位もあります。
赤い用紙を貰っていなくても、歯科医院の健診は受診可能ですので、ぜひ、定期検診にお越しください🦷
ご予約お待ちしております😄
2022年3月29日
皆さんこんにちは😊
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
皆さんはご自分の口臭を気にされたことはありますか?
今回はお口のお悩みで、気にされる方の多い「口臭」についてお話していきます。
口臭の種類
口臭は大きく分けると3種類に分類されます。
①真性口臭
真性口臭とは、実際に口臭がある状態のことを指します。
真性口臭は、さらに生理的口臭と病的口臭の2つに分けられます。
・生理的口臭→起床時や空腹時などの時間帯によるもの、緊張や疲労によるもの、妊娠時や思春期などのホルモンバランスの変化によるもの、ニンニクやアルコールなどの嗜好品によるもの
・病的口臭→歯周病などによる歯科口腔領域のもの、副鼻腔炎などによる耳鼻咽喉領域のもの、糖尿病や肝疾患などの全身疾患によるもの
②仮性口臭
仮性口臭とは、実際には口臭が無い状態のことを指します。
③口臭恐怖症
治療によって口臭が改善されたり、歯科医師から口臭がないと診断されたりした場合でも、口臭があると感じてしまう状態を口臭恐怖症と言います。
口臭の対策
口臭の6割は舌に付着した舌苔と言われる汚れが原因となっています。
そこで有効なのが、舌磨きです。
舌磨きの方法は、1日1回(おすすめは朝)、舌の付け根(奥)から舌の先に向かって、一方向に歯ブラシや舌ブラシを動かします。
この時、力強く磨いてしまうと、舌の表面にある味蕾(味を感じとる器官)を傷つけてしまったり、舌を痛めてしまうことがあるので、必ず優しい力で行ってください。
一緒に舌磨き用の泡歯磨き剤や洗口剤(マウスウォッシュ)を使うと、より効果が得られやすくなります。
ただし、上記の舌磨きは舌苔が原因となっている場合(生理的口臭)にのみ、効果があります。
病的口臭は疾患の治療を行うことで改善されます。
内科的疾患と歯科疾患(例:糖尿病と歯周病など)を併発している場合、双方への治療介入が必要になります。
いかがでしたか?
歯周病が原因の場合は、改善のためには歯周病治療が必須になります。
当院では、保険診療で歯周病治療を行っています。
その他にも、歯肉剥離掻把術や歯周組織再生療法といった外科手術も行っています。
口臭に限らず、歯周病や虫歯など、不安なこと、質問などございましたら、お気軽にご相談ください😄

