2021年1月25日
こんにちは! 与野駅西口徒歩10分にあるコバヤシデンタルオフィスです。
前回の続きでインプラントについてお話します。
★インプラントと自分の歯(天然歯)の違いは?
インプラント体と周りの骨とは隙間がなく、くっついた状態です。一方、天然歯の歯根の周りにはクッションの役割を担う歯根膜という組織があります。そのため、噛むと歯はわずかに沈み込みます。また、この中には噛んだ時にかかる圧力を鋭敏に感知して、噛む力をコントロールするためのセンサー(受容器)もあります。
インプラントにはこのようなクッションもセンサーもありません。骨の弾力によるほんのわずかな沈み込みしか生じません。噛む力は顎の骨の周りの骨膜、噛むための筋肉、顎の関節などにあるセンサーによってコントロールされますが、歯根膜にあるセンサーに比べ「感度」が劣るため、噛み合わせには十分に注意する必要があります。 また、インプラントの周りの粘膜(歯の場合は歯肉)は天然歯と異なっています。天然歯では、歯肉はエナメル質と付着上部と呼ばれる部分で、その下の結合組織はセメント質と結合し、細菌などが容易に侵入できないようになっています。インプラントにはそのような構造はなく細菌は容易にインプラントと粘膜の間に侵入します。そのため、定期的なメインテナンスとホームケアが重要となります。
★インプラントの基本的な手術方法
インプラントの術式は大きく二つにわけられます。 手術を一回だけ行う一回法と手術を二回に分けて行う二回法があります。
(1) 一回法
インプラント体を埋める部位の粘膜を切開して骨を露出させ、ドリルで穴を開け、ワンピースインプラントを埋め込みます。
ツーピースインプラントの場合には、インプラント体を埋め込み、同時にアバットメントを連結します。
(2)二回法
一回法と同じようにしてインプラント体を埋め込んだ後、上部の穴にカバーを付けます。切開した粘膜を縫合して、一回目の手術は終了です。
インプラント体と骨が結合するまで上あごでは5,6ヶ月前後、下あごでは3ヶ月前後待ちます。(治癒期間)
二回目の手術はカバーの上の粘膜を切開して、カバーを除去後、仮のアバットメントを連結します。
骨の量が十分にあり硬い場合は一回法でも問題ありませんが、骨の量が少なく骨移植が必要だったり、骨が軟らかい場合には二回法が行われま
す。
また次回へ続きます😉
2020年12月25日
こんにちは!😄
与野駅西口徒歩10分にあるコバヤシデンタルオフィスです。
今回から、インプラントについてお話します。
★歯を失ったら…😔
歯を失った際の治療方法は以前ですと入れ歯(義歯)、ブリッジ(失った歯の両隣の歯が残っている場合)でしたが、現在はインプラントが選択肢の一つとしてその存在と価値を広く知られるようになってきました。
★インプラントとは
インプラントとは、人工の材料や部品を体に入れることの総称です。 歯科では歯を失った顎の骨に体に馴染みやすい材料で作られた人工歯根を埋め込み、それを土台に人工歯を取り付けたもので、一般には人工歯根(正式には口腔インプラントまたは歯科インプラント)、単にインプラントといいます。 基本的に歯根部(インプラント体)支台部(アバットメント)人工歯(上部構造)と3つのパーツからできています。 顎骨の中に埋め込まれる部分、すなわち歯根部(インプラント体)インプラント体の上に取り付けられる支台部(アバットメント)歯の部分に相当する人工歯(上部構造)から構成されています。 インプラント体の材質はチタンまたはチタン合金で、大きさは直径が3~5㎜長さは6~18㎜です。 アバットメントの材質はチタン、チタン合金、ジルコニアなど、上部構造の材質はレジン、セラミック、ハイブリッドセラミック、金合金などがあります。
★いつから始まったか
インプラント治療の歴史は古く、記録では紀元前まで遡ります。現在に通じるインプラントは1900年代初めに登場しましたが、貴金属を材料としたためうまくいきませんでした。 1950年代にスウェーデンのブローネマルクらがチタンと骨が結合すること(この状態を「オッセオインテグレーション」と言います。)を発見し、1965年にチタン製スクリュータイプのインプラントを用いた症例を報告しました。その後、優れた長期の臨床成績が発表され、世界中で承認、使用されるようになると同時に、たくさんのメーカーから次々と発表されるようになりました。日本では1983年に治療が開始されています。
★メリット・デメリット
インプラント治療は手術が必要である、顎骨の骨量や骨質(硬い、軟らかい)の影響を受ける、治療期間が長い、自費診療のため治療費が高額になる等のデメリットがあります。しかし、残っている歯への負担がなく、自分の歯に近い機能や審美性の回復が可能である、等のメリットがあり、生活レベルの向上に伴い、利便性や快適性さらには審美性を求める風潮が広がる中で、それらの要望に応えられる治療と言えます。
★インプラントの種類
現在日本では20数種類のインプラントが販売されています。 インプラントには、インプラント体とアバットメントが一体化したワンピースタイプとインプラント体にアバットメントを連結するツーピースタイプがあります。また、インプラント体の形状はスクリュー(ネジ状)タイプとシリンダー(円筒形)タイプがあります。 スクリュータイプの方がオッセオインテグレーションを獲得する際に重要となる初期固定(インプラント体を埋入した時に骨により固定されること)を得られやすいことと、噛む力を周囲の骨に分散することができる点から多くのインプラントで採用されています。 現在は骨との結合をより速く、確実に得るために、インプラント体に様々な表面処理が行われています。
次回に続きます!😉
2020年12月4日
皆さん、こんにちは。
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
突然ですが、皆さんは以前治療をした歯が、再び虫歯になっていると言われたことはありますか?
せっかく時間とお金をかけて、大変な思いをされて治していただいた歯も、正しいケアがされなければ何度も虫歯になってしまいます。
そこで、今回は部位別に治療後の歯のケアについてお話させていただきます😊
咬合面(噛む面)のケア
しっかりと詰め物がされている歯でも、境目にプラークが溜まれば、知らない間に詰め物の下で虫歯が再発してしまいます😱
咬合面では、まず境目にプラークを残さないよう、ブラッシングをすることが基本になります。
普通の歯ブラシで磨きにくい場合は、ワンタフトブラシという毛束が一本だけの歯ブラシがおすすめです!
歯ブラシでは届きづらい細かい部分のブラッシングが簡単に行えるので、詰め物をされた歯以外にも、矯正中の歯や親知らずの周り、歯並びが悪い部分、仕上げ磨きにもピッタリです!
隣接面(歯と歯の間の接触している面)のケア
隣接面のケアは億劫で、忘れがちになってしまう方も多いのではないでしょうか?
虫歯の好発部位でもある隣接面は、虫歯の再発もしやすいため、歯ブラシだけではプラークを落としきれないため、歯ブラシ以外の道具を使う必要があります。
歯と歯の間のケア用品では、デンタルフロス、歯間ブラシがありますが、特にデンタルフロスのほうが歯間ブラシと比較して、プラークを除去できる範囲が広いのでおすすめです!
また、デンタルフロスでは歯と歯の接触している部分に通すことができ、ホルダー付きや指巻きタイプ、ワックス付き、フッ素加工、スポンジタイプなど様々な種類があるため、ご自身にあったものを選択し易いという特徴があります。
ブリッジ周辺、広い隣接のケア
先ほど、隣接面のケアではデンタルフロスがいいとお話ししましたが、歯間ブラシのほうが適している場合もあります。
歯と歯の間が広くなっていたり、歯肉が下がっていたり、ブリッジや連結冠のように歯と歯の間が繋がっている場合は、デンタルフロスでは清掃効果が落ちてしまったり、そもそもデンタルフロスが通せなかったりするので、そういった部分には歯間ブラシが適しています。
歯間ブラシには、(メーカーによりますが)4S~Lまでサイズ展開があり、お口の部位によってサイズを使い分けることが可能です。
また、一本だけ歯が独立してしまっている部分のお掃除にも使用できるので、歯間ブラシだけで様々な部位のケアが行えるのでおすすめです!
今回のお話はこれで以上になります。
今は市販の物でもたくさん種類があり、選ぶのが難しいこともありますよね😔
自分に合ったケア用品が分からない、使い方があっているか不安など、何かあればお気軽にお尋ねください!😄
2020年10月26日
皆さん、こんにちは。
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
突然ですが、皆さんに質問です!皆さんは歯石とはなにか?どんなものかご存じですか?
歯石とは、歯の表面に沈着する硬い石のようなものです。
今回は歯石について詳しくお話していきたいと思います😄
歯石の種類
タイトルにもあるように、歯石には大きく分けて2種類あります。皆さんが気にされる、目で見てわかる位置に付いている歯石はほとんどが白い歯石で、歯肉よりも上に付いているため、「縁上歯石」と呼ばれています。
では、黒い歯石はどこに付いていると思いますか?
実は、黒い歯石は歯肉の中に付いていて、「縁下歯石」と呼ばれています。そのため、日々のお家での歯磨きやケアの際に気づかれる方は、中々いらっしゃらないかと思います。。
ここからは色の違う2種類の歯石について詳しくご説明させていただきます!
縁上歯石(白い歯石)とは
縁上歯石とは、上記にある通り歯肉よりも上に付いている歯石のことを言います。
この歯石はプラークと唾液に含まれるリン酸カルシウムが反応することで生成され、乳白色や黄みを帯びた色をしています。
歯石の生成に唾液が関係しているため、唾液腺の近くの下の前歯の裏側、上の奥歯の頬側に付きやすいです。
また、歯石の表面は軽石のように表面に小さな穴がたくさんあり、粗造なつくりをしているため、上に新たにプラークが付着しやすいという特徴があります。
歯石は歯磨きで除去することはできませんが、元はプラークなので歯石になる前であれば、歯磨きで除去することが可能です!
縁下歯石(黒い歯石)とは
一方、縁下歯石とは、歯肉よりも下、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の溝の中に沈着する歯石で、縁上歯石よりも硬いという特徴があります。
生成の仕方は縁上歯石とほぼ同じですが、縁下歯石は縁上歯石と違い、暗褐色(黒っぽい色)をしています。
縁下歯石の黒い色は、歯周病の原因菌であるP,g菌(Porphyromonas gingivalis)によるもので、このP,g菌はタンパク質を分解する酵素を出すため歯肉の炎症を引き起こします。
そのため、歯周病を有している患者さんのお口の中にはP,g菌がいるため、黒い縁下歯石が多く付いている場合があります😱
歯石を取るには
残念ながら、一度付いてしまった歯石は歯磨きでは落とすことはできません。。。
歯石を取るには、歯科医院でのプロケア(スケーリング、SRP(スケーリング・ルートプレーニング)など)を受けていただく必要があります。
ただ、縁上歯石の説明にもありますが、歯石になる前のプラークであれば歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシなどで除去することが可能です!
もっと詳しい説明や質問、歯石除去をご希望の場合は、当院までお気軽にご連絡ください!😸😸
2020年9月25日
皆さん、こんにちは。
さいたま市中央区で痛くない治療を心がけ、土曜も診療している「コバヤシデンタルオフィス」です。
今回は義歯(入れ歯)のお手入れについてお話させていただきます🌝
デンチャープラークとは
デンチャープラークは、その名前の通りで義歯に付着するプラークのことです。
デンチャープラークの中にはカンジダ菌というカビ(真菌)も含まれているため、虫歯や歯周病の他に、義歯性口内炎や口腔カンジダ症を引き起こす原因になります。
デンチャープラークが付着しやすい部分
義歯の基本的な構造は義歯床(ピンク色の粘膜面)、人工歯、クラスプ(金属のバネ)の3つで、全部床義歯(総義歯)や部分床義歯、残っている歯の本数によって、構造が増えたり減ったりします。
基本的な構造の中で特に注意していただきたい部分が、義歯床の粘膜に接する面とクラスプです。
この2ヵ所は特にデンチャープラークが付着しやすく、義歯床が触れる粘膜やクラスプがかかっている歯(鉤歯)に影響が出やすいため、注意が必要です。
義歯のお掃除方法
①洗面器やお椀などに水を張る→義歯の落下時の破損防止、紛失防止になります。
②外した入れ歯を流水下で洗う→義歯用ブラシで磨いてください。この時強い力で磨いたり、研磨剤配合の歯磨き粉で磨くと、義歯が傷ついてしまうのでご注意ください。クラスプ周辺の磨きにくい部分は歯ブラシを使うと磨きやすいですが、このとき使う歯ブラシはお口の中で使うものとは別のものを使うようにしてください。
③(就寝時は)ブラシでの洗浄後、ぬるま湯に義歯洗浄剤を入れ、その中に義歯を漬ける→ぬるま湯の量、漬ける時間などは使用する義歯洗浄剤によって異なります。
①~②は毎食後行うことが理想です。
③は就寝前のみで、③の後、基本は義歯を外した状態でお休みいただきますが、装着したままお休みいただく場合もありますので、主治医の指示に従うようお願いします。
時間とともに歯肉が痩せて装着感が変わったり、痛みや違和感が出てくる場合がありますので、何か心配なこと、気になることがあればお気軽にご相談ください🙆🙆

