2017年11月17日
■患者情報
患者:59歳 女性
主訴:虫歯がある
既往歴:特記事項なし
非喫煙者

患者は59歳女性です。
主訴は虫歯があるとのことで来院されました。
既往歴に特記事項はありません。
非喫煙者でした。
主訴は虫歯があるとのことで来院されました。
既往歴に特記事項はありません。
非喫煙者でした。
口腔内写真5枚法

口腔内写真5枚法です。
主訴のむし歯というのは右上3番でした。
右上2番は先天欠損です。
主訴のむし歯というのは右上3番でした。
右上2番は先天欠損です。
初診時デンタル及びプロービングチャート

初診時デンタルならびにプロービングチャートです。
右上6番7番右下7、左下7番および左上7番には深いポケットがみられます。
左下7の近心には垂直性の骨欠損を認めます。
X線上では分かりにくいですが右下7には歯根に及ぶカリエスを認め、
また右下5には破折したリーマーと根尖病変を認めました。
右下5番は残念ながら再治療が不可能と判断し抜歯、右下7番もむし歯が進行しすぎているため保存ができないと判断し抜歯としました。
患者さんはなくなってしまった部位にたいして、インプラント治療を希望されたためインプラントにて治療をすることにしました。
右上6番7番右下7、左下7番および左上7番には深いポケットがみられます。
左下7の近心には垂直性の骨欠損を認めます。
X線上では分かりにくいですが右下7には歯根に及ぶカリエスを認め、
また右下5には破折したリーマーと根尖病変を認めました。
右下5番は残念ながら再治療が不可能と判断し抜歯、右下7番もむし歯が進行しすぎているため保存ができないと判断し抜歯としました。
患者さんはなくなってしまった部位にたいして、インプラント治療を希望されたためインプラントにて治療をすることにしました。
CT所見

インプラント埋入部のCT所見です。下歯槽神経までの距離は十分にありますが、5番部の骨幅は約4mmでやや骨が足りないため骨移植が必要になる可能性があります。

実際の術中所見です。
ほぼ骨内には埋入できましたが、骨の厚みが足りないため、人工骨を移植し縫合しました。
ほぼ骨内には埋入できましたが、骨の厚みが足りないため、人工骨を移植し縫合しました。
埋入後6カ月口腔内写真及びデンタル

術後6カ月の口腔内写真ならびにデンタル所見です。
インプラントの周囲に固い歯茎(角化歯肉)があるとしっかりと歯ブラシがあてることができます。
インプラントの周囲に固い歯茎を作るために歯茎(角化歯肉)の移植を行いました。
インプラントの周囲に固い歯茎(角化歯肉)があるとしっかりと歯ブラシがあてることができます。
インプラントの周囲に固い歯茎を作るために歯茎(角化歯肉)の移植を行いました。

上の顎の裏から固い歯肉を採取し、インプラントの周囲に移植を行いました

術後3週目の抜糸時の口腔内写真です。

術前、歯肉移植術後1か月、最終補綴物装着時の口腔内写真です。
2017年11月17日
歯周組織再生療法とは歯周病により失われた歯根膜及び歯槽骨を再生させる治療です。
■患者情報
患者:59歳女性
所見:左下7番より排膿を認め、歯周病により歯槽骨の吸収が認められます。また、歯周組織検査により8mmの歯周ポケットが認められます。

デンタルおよびCT所見


歯周組織再生療法術中所見です。切開後、歯の根の面をよくきれいにし、エムドゲインを塗布しています。

人工骨を移植後、縫合しました。
before |
after |
術前と術直後のデンタル所見です。
術前 |
術後8カ月 |
術前並びに再生療法後8カ月のデンタル写真です。
歯周病により失われた歯槽骨が骨様組織により改善されているように思われます。
歯周病により失われた歯槽骨が骨様組織により改善されているように思われます。
2017年11月17日

基本的な歯周病の治療が終了した時の歯周病検査の結果です。
右の下奥歯には深い歯周ポケットが残っています。
右の下奥歯には深い歯周ポケットが残っています。

初診時のレントゲン写真と初期治療終了時のCT写真です。
レントゲン写真では矢印の位置ぐらいには骨がありそうに見えますが、CTにて詳しく調べてみると矢印の位置まで歯周病が進行して骨が破壊されていることがわかります。
患者さんと相談した結果、歯周組織再生療法を希望されたため、施術させていただくことになりました。
レントゲン写真では矢印の位置ぐらいには骨がありそうに見えますが、CTにて詳しく調べてみると矢印の位置まで歯周病が進行して骨が破壊されていることがわかります。
患者さんと相談した結果、歯周組織再生療法を希望されたため、施術させていただくことになりました。

切開を行い歯の表面を徹底的に綺麗にします。

エムドゲインを塗布し人工骨を移植しました。

その後、カバー膜をもちいて移植材をカバーし縫合しました。
術直後のレントゲン写真です。
術直後のレントゲン写真です。
術後8か月 |
術後15か月CT所見 |
術後8か月のレントゲン写真と術後15か月のCT写真です。レントゲン上での骨の再生が確認できます。
術前 |
術後15か月CT所見 |
術前、術後のCT所見比較です。
術前で破壊されていた部分に骨の再生が認められるため、黒かった部分が白くなっていることがわかります。
術前で破壊されていた部分に骨の再生が認められるため、黒かった部分が白くなっていることがわかります。

再生療法を行った部分に更なる環境改善を行うため、しっかりとした歯茎を作るために角化歯肉を移植しました。

上顎の裏側より固い歯茎を採取し、移植を行いました。
再生療法時 骨が失われている部位 |
再生療法後 再生した部位 |
| 失われていた骨の再生が認められます。 | |
術前、術後の比較写真です。
CT所見で見られたのと同様に再生療法を行った部位にみられた骨欠損は骨様組織にて満たされていることがわかります。
CT所見で見られたのと同様に再生療法を行った部位にみられた骨欠損は骨様組織にて満たされていることがわかります。
2017年11月17日
根面被覆術とは歯茎が下がってしまった部分に歯茎を移植し元の状態に戻す手術です。

初診時並びにCR充填除去時の口腔内写真です。
CRを除去すると右上6番に関しては歯牙の実質欠損が大きいため根面被覆の適応にはならないと判断し、再度CR充填を行うことにしました。
CRを除去すると右上6番に関しては歯牙の実質欠損が大きいため根面被覆の適応にはならないと判断し、再度CR充填を行うことにしました。

歯茎を切除を開始します。
上の顎の裏より結合組織を採取し型紙みの大きさと同じになるように形を整えます。
上の顎の裏より結合組織を採取し型紙みの大きさと同じになるように形を整えます。

移植しました。

左上から順にSP時、術後2週目、術後1か月の口腔内写真です。
術前と比べるとある程度の根面被覆は達成できているかと思われます。
術前と比べるとある程度の根面被覆は達成できているかと思われます。
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術後2か月 |
術前および術後2か月の比較写真です。右上2番に関しては完全な根面被覆が達成できていると思われます。
2017年11月17日
術前CT
before |
After |



術直後CT所見


before
after
術前
術後8カ月
術後8か月
術後15か月CT所見
術前
術後15か月CT所見
骨が失われている部位
再生した部位
術後2か月
before
After