2023年5月26日
皆さんこんにちは😄
与野駅西口徒歩10分にあるコバヤシデンタルオフィスです。
今回は、口腔内の異変から見つかることがある、「低ホスファターゼ症」についてお話していきます!
低ホスファターゼ症とは
低ホスファターゼ症(指定難病)とは、15万人に1人の割合で発症する遺伝性疾患で、アルカリホスファターゼ(ALP)という酵素の異常によって骨の石灰化が阻害され、骨が弱くなる症状が引き起こされます。常染色体劣性遺伝性の疾患ですが、常染色体優性遺伝性の場合もあります。
具体的な症状は重症度や年齢によって異なりますが、小児では
・骨の異常(骨変形、骨折、骨痛、腕や足の短縮、低身長など)
・呼吸障害(重症の新生児)
・痙攣
・血中カルシウム濃度の上昇
・哺乳不良、体重増加不良(乳児期)
・乳歯早期脱落(1~4歳まで)
・頭蓋縫合の早期癒合
などがあり、成人では
・骨折、骨痛
・筋力低下
・筋肉痛、関節痛
・偽痛風
などが起こります。
ALPは健康診断の血液検査でも調べられています。
成人の正常なALPの数値は80~350ですが、低ホスファターゼ症では数値が非常に低くなることが特徴の一つです。
乳歯の歯の脱落時期は?
低ホスファターゼ症では、低年齢で乳歯の早期脱落が起こります。
では、正常な乳歯の生え変わり時期はご存じですか?

通常は下の前歯から生え変わりが、6歳頃から開始します。
早い場合では、5歳で抜けるお子さんもいます。
乳歯が早く抜けてしまった時は…
ぶつけり、転んでしまったりして乳歯が抜けてしまうことがありますが、そのようなきっかけや原因が無く、早期に自然と抜けてしまった場合は、低ホスファターゼ症が疑われます。
本来、低ホスファターゼ症は整形外科、アレルギー・リウマチ内科(膠原病内科)の領域ですが、念のため、低ホスファターゼ症以外の原因が無いか調べる必要がありますので、まずは歯科受診をおすすめします。
いかがでしたか?
今回は乳歯が早期に抜けてしまうという特徴的な症状が出る病気、低ホスファターゼ症についてお話ししました。
他にも口腔内に症状が出る全身疾患はたくさんあります。
今までは無かった気になる症状が出た場合は、お気軽にご相談ください🤓

