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歯ぎしり・食いしばりを指摘されたら…

2022年5月31日

皆さん、こんにちは。

 

今回は歯ぎしりと食いしばりについてお話していきます🤓

 

なぜ、歯ぎしり・食いしばりをしてしまうのか?

皆さんは寝起きやふとした時の顎の疲れや痛みの自覚症状を感じたことはありませんか?

また、ご家族の方から、寝ている間の歯ぎしりを指摘されたことはありませんか?

歯ぎしりや食いしばりは、日本の約70%の方が経験していると言われている、非常に馴染みのある「癖」です。

歯ぎしり、食いしばりをすると、脳からβエンドルフィンという神経伝達物質が発生します。このβエンドルフィンは、鎮痛効果や多幸感、高揚感が得られるため、脳内麻薬とも呼ばれます。簡単にいうと、モルヒネのような働きです。

疲れやストレスが溜まっている時、緊張時、免疫力が低下し体調がすぐれない時に、無意識に行ってしまう癖なのです。

 

歯ぎしり・食いしばりをするとどうなるか?

脳内物質が出ることで良い作用があるように感じるかもしれませんが、実際には、歯ぎしり、食いしばりは悪いことのほうが多いです。

特に強い影響が出るのが、お口の中です。

具体的な影響は、歯にヒビが入る、歯や被せ物が割れてしまう、詰め物が外れてしまう、顎関節症、知覚過敏、歯の痛み、骨隆起(顎骨の出っ張り)などがあり、全身への影響としては、肩こりや頭痛などが挙げられます。

ほとんどの場合は症状が現れるので、患者さんご自身で気付くことができ、歯科医院を受診していただくきっかけになるのですが、ヒビにに関しては気付きにくい上に、知らない間にむし歯や歯周病の原因になってしまうことがあります。

 

自分で歯ぎしり・食いしばりを見つけるには…

患者さんご自身で歯ぎしり・食いしばりを見つけることはとても難しいかと思いますが、見つけるためのヒントはたくさんお口の中に存在していますので、少し気にしてお口を観察していただくきっかけになればと思います。

まず、一番見つけやすいところは上下の顎骨の出っ張りです。

歯ぎしり・食いしばりをされると、顎骨の一部分だけが発達してしまい、ボコッと出っ張ってくることがあります。下顎であれば歯列の内側の舌の近く、上顎であれば天井(硬口蓋)の辺りを舌で触ってみてください。ボコッとしたものが感じられたら、歯ぎしり・食いしばりををしている可能性があります。

もう一つは、前歯の先端の形です。

正常な場合に限ってですが、顎を左右に動かす歯ぎしりのような動きをすると、上下の犬歯が当たって動きます。これを犬歯誘導と言います。犬歯誘導を就寝中に行っていると、徐々に犬歯がすり減り、歯のとんがりがなくなってきます。本来、犬歯は犬の歯のように尖った形をしていますが、その尖った部分が平になってきていたら、歯ぎしりを疑ってみてください。

最後は、舌の縁の形です。

特に日中に食いしばりをする場合、舌の縁にギザギザと波打ったような模様がつくことがあります。これは舌圧痕という舌の変形です。鏡の前で舌を出してみると、少し見えるかもしれません。

 

歯ぎしり・食いしばりを治すには

日中に食いしばりをしている場合は、下顎安静位を意識することが大切です。

下顎安静位とは、安静にしている時の正しい顎の位置のことで、上下の歯の間に2~3㎜の隙間(安静空隙)が空いた状態のことです。

下顎安静位を保つためには、正しい舌の位置を覚えて、意識することが大切です。

上の前歯の裏側に舌の先端(舌尖)が触れた状態が、正しい位置になります。この位置に舌の先端を置くと、自然に下顎安静位になり、上下の歯に力を入れて食いしばることができなくなります。

ただ、緊張時や集中時、運動中は下顎安静位を意識することは難しいと思いますので、まずはお家でリラックスしている時(テレビを見ている時や入浴中など)から意識してみてください。

日中目に入る場所(デスクワークや勉強をする方はパソコン周りや机、家事をする方は冷蔵庫や壁など)に付箋やメモを貼って、視界に入ったときに意識して下顎安静位に戻す方法もあります。

どうしても難しいという方は、一度歯科医院でご相談ください。

 

いかがでしたか?

歯ぎしり・食いしばりは、実はとっても怖い習癖なのです。

少しでも違和感があったり、心配なことがあれば、お気軽にご受診ください🐼

 
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