2021年5月1日
こんにちは(^▽^)/与野駅西口徒歩10分にあるコバヤシデンタルオフィスです。
前回の続きで、インプラント治療についてお話していきます。
★インプラントはどれくらい持つか?
インプラントの残存率をみてみますと、インプラントの種類によって多少異なります。
ブローネマルクシステムで表面処理をしていないインプラント体を使用した場合の10年間の残存率は、部分欠損の上顎は91%前後、下顎は96%前
後 無歯顎の上顎は80%前後、下顎は97%前後になります。上顎の成績が悪いのは、上顎洞や鼻腔があるためインプラント体を埋入できる骨の量
が少ない、骨が軟らかいことが多いためです。
★顎骨に十分な骨がないとインプラント治療はできないのか?
長年の義歯の装着により顎骨が瘦せてしまったり、抜歯後放置していたため顎骨が吸収したり、腫瘍などのため顎骨の一部を失った患者さんでは
インプラント体を埋め込むのに必要な骨が不足していることがあります。そのような場合には足りない骨を補う「骨造成」が必要になります。
それには骨移植法、骨再生誘導法(GBR法)、上顎洞底挙上法(サイナスリフト)等があります。
骨移植法は下顎の後方等から骨を採取し、インプラント体をを埋め込む予定部位へ移植する方法です。自家骨移植では移植骨を採取するための手
術が必要となりますが、それを避けるには人工骨を用いる方法もあります。
GBR法は骨造成が必要な部位に、特殊な薄い膜(遮断膜)を置いて周囲粘膜が侵入しない空間を確保して骨の再生を図る方法です。
サイナスリフトは上顎の臼歯部において上顎洞という空洞までの骨が不足している場合に行われる方法で、上顎洞の底の粘膜(上顎洞粘膜)を持ち
上げて出来た空洞に自家骨あるいは人工骨を移植する方法です。インプラント体一本分の上顎洞の粘膜を持ち上げるソケットリフトもあります。
骨造成法を用いた場合、移植骨が定着するまで4~6か月かかるため、インプラント治療が終了するまでには時間がかかりますし、費用も高額にな
ります。
★インプラント治療はどのように行われるか?
1 初診
口の中の状態を診査し、全体像を大まかに把握するためエックス線写真撮影、カラー写真撮影、歯周病の検査を行います。
2 インフォームドコンセント(説明と同意) 歯周病治療の開始
検査の結果、インプラント治療の大まかな内容等を説明し、患者さんの同意が得られたら次のステップに移ります。
3 検査・診断と術前処置
CT撮影をして、インプラント体を埋め込むのに必要な骨の量が不足していると診断された場合は、骨移植などを前もって行うことになります。
全身状態についても場合や状況に応じて主治医に対診します。必要に応じて抜歯や残っている歯の検査、診断、治療を行います。
4 治療計画の立案
最終的なインプラント治療の計画を立てます。納得されましたら同意書を記入して頂きます。
5 一次手術・二次手術
6 仮歯の作製・装着
まずは仮歯を作製し、装着して機能や形態を修正しながら噛む訓練を行います。
7 上部構造作製・装着
8 メインテナンス
患者さんによって治療の仕方は様々ですので、分からないことや気になることがございましたらお気軽に問い合わせ下さい(*^-^*)

