2019年7月23日
こんにちは 与野駅西口徒歩10分にあるコバヤシデンタルオフィス歯科衛生士の人見です。
今回のテーマは前回の続きで銀歯治療のお話です。
★銀歯とは?
銀歯とは言っていますが、いわゆる合金です。成分はパラジウム、銀、金、銅、イリジウム、インジウムなど沢山のものが混ざっています。錆びにくくするため等、それぞれがそれぞれの成分を補う役割で混合されてます。
銀歯治療が世界的にスタンダードかというとそうではありません。ドイツでは安全性に問題があるとして禁止になりました。
他にもアマルガムという銀歯が使われていた時代があります。アマルガムは主成分が水銀で出来ています。
水俣病の原因になったものです。口の中に入った金属は少しずつイオン化して身体の中に入って蓄積していきます。
そして金属アレルギーが発症してしまうのです。
★銀歯は虫歯を繰り返しやすい
銀歯が外れた経験をお持ちの方も多いと思います。
銀歯は接着剤で歯に装着しますが、唾液や水分で徐々に劣化していきます。すると、いつしか「くっついていた」はずの銀歯は「ただはまっているだけ」の状態となり、粘着性のある食べ物を摂取した際に取れてしまうのです。
治療をして、銀歯を入れたからもう治った!大丈夫!と思っている方も多いと思います。
確かに虫歯は除去しましたが、銀歯の性質上、精密なものではないので、小さな隙間から虫歯菌は侵入します。
前述の接着剤の劣化と銀歯の隙間は虫歯菌の住処となります。
そして、銀歯の表面が腐食する(錆びる)とザラつきが出てきます。日頃の食事や歯磨きなどで銀歯の表面は細かい傷がつきます。 そのようなところにプラークが溜まりやすくなり、虫歯になる、この無限ループの繰り返しとなります。
銀歯の寿命は約5~10年くらいといわれています。
銀歯の下の虫歯は、虫歯の黒い色が銀歯によって遮られ、見た目で気づきにくいことが多いです。
レントゲンを撮っても、ハレーションという撮影時に金属が反射して周りが輝いてしまって、虫歯が精密に映らないことがあります。確実に気づけるのは、虫歯が黒く透けてきた時、歯が欠けた時、銀歯が外れた時、痛みが出た時です。
虫歯が大きく、歯の神経を取る処置を行った場合、歯の一部を覆う銀歯(詰め物)ではなく、歯の全体を覆う銀歯(被せ物)を入れることが多いです。
神経のある歯はしみる、痛いという警告を送ってくれますが神経の無い歯は痛くなりません。
痛みを発しない銀歯の被せ物の下で広がった虫歯は、どんどん蝕んでいき、ついには被せ物ごと歯の頭の部分がゴロっと取れてしまいます。取れ方や虫歯の大きさによっては手遅れとなり、抜歯に至ります。
続きはまた次回お話します(^_^)/

